PLANT LABO.

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シュレッダー紙ゴミ再生研究:第4回

こんにちは、研究員1号 タケです。


前回に引き続き、
シュレッダー紙ゴミ再生研究 今日で4回目。

再生できずに燃やすだけだった、
シュレッダー紙ゴミをどうにかしたく、

液体燃料(エタノール)化や
固形燃料(RPF)化を検討するも、
法律と採算の壁が厚く、
もやもやしながら(←イマココ)

いいネタはないかと、
ネットをさまよってみたところ、、、

新聞紙を材料とした古紙炭作成キット、
古紙の炭」という、
古ーい(デザインの)サイトを発見しました。

むむ?

どうやら、
ここで売っている炭作成キットを使って、
古新聞紙を材料に、炭が作れるようです。

これ、面白そう(ニヤリ)

新聞紙でできるなら、
シュレッダー紙ゴミでもできるでしょう!
ということで、早速「古紙の炭」キット購入。

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写真では見づらいですが、
説明書のような印刷物の一番下には、
「STOP!地球温暖化」
という文言。

同じような思いを持つ仲間、という感じですね。
心強し。
予期せぬタッグ実現。

++++
で、

つくってみた。

同梱されていた説明書どおりに、
早速、「炭」を作ってみる事にしました。

説明書によると、
新聞紙1枚で、1個の炭が
つくれます と書いてあります。

シュレッダー紙ゴミの前に、
まずは新聞紙で試すことにし、
ちょっと多めに、

炭6個分

新聞紙6枚使うことにしました。

まずは、
新聞紙をはさみで、細かく刻んでいきます。

シュレッダー紙ゴミを想定しながら、
はさみで幅5mmに刻みます。
細かくて、ちょっと大変。

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次に、刻んだ新聞紙をバケツにいれ、
さらに水500ml程度を入れて、

ひと晩浸し、新聞紙をやわらかくします。
ひと晩寝かせる
だなんて、ちょっと料理みたい。

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ひと晩浸した後、新聞紙の水気を軽く切って、
小麦粉と、片栗粉を、
ティースプーンで各1.5杯ずつ加え、
すりこぎで、ほぐしながら、
よくつぶして混ぜます。

小麦粉?片栗粉?
説明書によると、
「つなぎ」みたいな感じで使っているようです。

どんどん料理っぽくなっていくな・・・

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よーく、よーく、
ほぐしながら、つぶしていき、

新聞紙の文字が読めなくなるぐらいに、
つぶします。

楽しそうでしょ ^ ^)v

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もう、料理っぽくない。

ここまでいったら、
つぶした新聞紙を丸めて、
木枠の型にいれ、
押し木で圧力をかけて成形。

押し木を足で踏みながら、
体重70kgをかけて、余分な水分を取ります。

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水分を切ったら、枠から外して、
屋外で天日干しで、1日乾燥。

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++++
焼いてみた。

とここからが、いよいよ炭焼き。
乾燥した、新聞紙固形物を、
炭焼き金属釜にいれて、火にかけます。

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ちなみに・・・

炭ってどうやってできるか ご存知ですか?

木などの有機物を、
蒸し焼きなどで不完全燃焼させると、
酸素と炭素が結合できず、
水蒸気やガス分だけが抜け、
炭素だけが残り、「炭」ができる、
ってことらしいです。

つまり、炭素のかたまりです。

ダイヤモンドと同じですね。

+++
さて、
炭焼きの方はと言うと、、、、突然問題発生。

ピーッ、ピーーッ、
ピーーーッ、ピーーーーッ!

火災報知機です。

あー そうそう。
家の中で炭焼きしてました。。。

換気扇を回していたのですが、
気付いたら部屋中煙だらけ。

急いで、窓を全開にし、煙を逃がします。

ヒヤヒヤしながらも、
30分ほどすると、白い煙が出尽くし 、
すかさず、
火を止めて蓋をあけず、じっとがまん。

十分に冷えるまで、そのまま置いておきます。

とりあえず、
ほっと、ひと安心。

格言、家の中で、炭は焼くな。

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次回、完成品披露!

(つづく)

2013年5月8日(水)