PLANT LABO.

PLANT LABO. の日常の研究結果や考察をご紹介しています。

WFP(国連食糧計画)の取組|スマホアプリで、少額から難民の子供の給食支援できる

WFP(国連世界食糧計画)が11月10日にリリースしたスマホ用アプリです。

 

昨今急増して問題になっている 難民の支援として

難民の子供たち向けの食糧資金の寄付を募ってます。

 

仕組みとしては、スマホアプリをダウンロードすると

そのアプリから 1日分(60円)単位で 直接WFPに寄付することができます。

 

実物はコチラ ⇒ https://sharethemeal.org/en/values.html

秀逸だな と感じたのは 以下の3点。

 

|1 簡単な操作でサクサク

アプリをダウンロードしてから、寄付完了まで、

クレジットカード情報の入力を除けば わずか 3~4タップで完了します。

寄付することに特化して操作性を追求している感じ。

 

|2 ゲーミフィケーション

最近はやりの SNS系やらネット系のゲーム要素で寄付する側のやりがいを刺激してくれます。

例えば自分がこれまで寄付した食糧の数が見える(たまっていく)とか、

友達(Facebookアカウントと連動させると)と一緒だと どれくらい寄付したか

とか。

 

国別とか地域別とかにするともっと面白いかもしれない と思いました。

 

|3 少額~

最小寄付単位は60円。 100円すら切るこの少額はすごい。

寄付プロセスに人手がかからないからできるのでしょう。

簡単⇒人手かからない⇒少額単位でできる⇒たくさん集まることを見越してアプリに初期投資できる⇒洗練されたアプリが作れる

という好循環がイメージできますね。

 

11月13日現在(リリースから3日程度) で1.2億円を集めたことになります。

このペースなら 1年で100億円!

 

 

◆◆

世界にはいろんな難題が山積しています。

私どもラボでは、「小さな力」「小さな意思」「小さな善意」「小さな思いやり」を束ねることで よりよい社会にできるのでは? と考えていますが、

 

重要な仕組みは「小さな力」を束ねる仕組みづくり ですね。

散らばった小さな力を束ねる仕組み が重要だな と感じる事例でした。