PLANT LABO.

PLANT LABO. の日常の研究結果や考察をご紹介しています。

PLANT LABO.はじめました

持続可能な社会 とは何でしょうか?

 

2011年3.11の原発事故以降の再生可能エネルギー議論を待つまでもなく、

それ以前にも、深刻化する世界的な食糧不足、化石由来エネルギーの枯渇、

CO2排出による気候変動問題・・・

 

私たちに突き付けられていた問題は、今もなお 深刻さを増しながら

ぼんやりと、しかし確実に、未来にのしかかっています。

 

 

こうした問題には、向き合うことが難しい いくつかの要素があります。

 

「変化がゆっくりで時間軸が長いこと」

 

例えば、気候変動問題にしても、食糧不足にしても、

おそらく、私が生きているであろう2050年頃までの間には

自分の生活を脅かすほどの目に見える変化がないかもしれません。

 

子供や孫がいる方や、未来に対する想像力や責任感がなければ、

目の前のアクションに対して 意識の差が出てしまうのもしょうがないとも思えます。

 

「規模が途方も無く大きいこと」

 

自分1人が何かしたからといって、地球規模のこうした問題に対して

有効な活動である と実感するのは とても難しいでしょう。

 

手ごたえのない活動を続けるのは どれだけの辛抱強さが必要でしょうか。

 

 

そうこうしているうちに、徐々に問題は深刻さを増していきます。

 

資源や食糧について言えば、中国や東南アジアをはじめとする、これからの

世界経済の牽引役が、皮肉なことに問題をどんどん深刻にしています。

 

再生可能エネルギーは、経済や利権や思想が複雑に絡み合い、

あれだけの大きな事故をおこした日本でさえ、

みんなが同じ方向を向くことのむずかしさを実感させます。

 

 

取り組むのが難しい、

でも、もたもたしていると問題はどんどん深刻になる。

 

子供達の世代に対して 私たちができることはないのでしょうか?

責任ある行動とは何でしょうか?

 

PLANT LABO は そうした問題に対して

謙虚に それでも確実に何かができることを信じて

 

「持続可能な社会とは何か?」

を模索することを目的に設立しました。

 

大きなことはゆくゆく考えていくとして、

 

まずは目の前の

何か無駄になっているものを

何か役に立つものに

 

そうしたサイクルを いくつもいくつも作り上げていくこと

 

その結果

私たちの中の「もったいない」エネルギーを集めて

社会全体が少しずつ変わっていくこと

 

それが PLANT LABO の夢です。

 

私たちが、

私たちの為に、

私たち自身の手で、

 

小さな工夫を生み出し、行動していく、

そんな、きっかけづくりができたらいいなと、考えています。

 

生まれたばかりの PLANT LABO という小さな芽、

これから、暖かく見守っていただければ幸いです。

 

2011年3月4日(月)